肛門の病気disease
痔瘻(あな痔)・肛門周囲膿瘍
肛門周囲膿瘍は肛門周囲に膿がたまる病気です。症状は肛門の痛みや腫れ、赤み、発熱や膿の流出によるパンツの汚れなどがあります。
原因としては、肛門陰窩やきれ痔からバイ菌が侵入し、膿が肛門の周りに溜まり炎症を起こします。その他、クローン病の肛門潰瘍や肛門周囲のアポクリン汗腺の感染に伴う膿皮症や粉瘤の感染により膿がたまる事もあり、鑑別が難しい事もあります。
膿が自然に破れたり、切開して膿を出すと一時的に楽になりますが、しばらくすると痔ろうのトンネルができます。膿瘍の進展や再燃を繰り返す事により、痔ろうのトンネルは複雑化する事があります。長期間放置すると癌化する可能性があります。
痔瘻を治すには手術が必要です。
肛門周囲膿瘍と痔瘻(あな痔)
急性期
慢性期