肛門の病気disease
バジェット病
汗を作る汗腺の一種のアポクリン汗腺からできる特殊な皮膚がんの一種であり、乳房にできる乳房パジェット病とそれ以外の部位にできる乳房外パジェット病に分けられます。
肛門周囲に発生するパジェット病は、肛門部の皮膚の変色などで発見され徐々に大きくなっていきます。かゆみが生じることもありますが無症状なことも多く、肛門部の湿疹と似ており発見が遅れることがあります。
診断は病気が疑われる部分の組織を取ってきて調べる生検により行われます。
治療は病変部を手術で十分に切除する必要があり、切除が広範囲になった場合は植皮や再建術などが必要なこともあります。