小田原おしりとおなかのクリニック

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大腸カメラで見つかる病気disease

クローン病

潰瘍性大腸炎と同様に、大腸を含む消化管の粘膜が過剰な免疫応答により炎症が起こる病気です。潰瘍性大腸炎と併せて炎症性腸疾患と呼ばれています。

潰瘍性大腸炎と同様に原因はわかっておらず、遺伝的要因の他、食事や喫煙、薬などが発症に関与していると考えられています。10代後半~20代の若年に多い病気で、潰瘍性大腸炎と違い腸管の壁の深い部分や小腸、肛門にも症状が発現するのが特徴です。

主な症状は発熱や体重減少、腹痛や下痢、肛門部の腫れや痛み、膿などでそれ以外にも全身に様々な合併症を伴います。

治療は粘膜の炎症を抑える薬の内服や栄養剤を使うなどして腸管を安静に保つことの他、病状によっては免疫を調整する薬の投与を行います。腸管の狭窄や穿孔に対する手術が必要となる事もあります。

大腸カメラで見つかる病気