小田原おしりとおなかのクリニック

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大腸カメラで見つかる病気disease

虚血性大腸炎

突然、過剰に腸管や血管が攣縮して細くなることにより、大腸の栄養や酸素を供給する血流が障害されてしまうことによって発生する病気です。

原因はよくわかっておらず、通常左側の大腸に起こることが多いです。50歳以上の人や便秘がちの人、高血圧・糖尿病・脂質異常症など動脈硬化が進行した人に多く発症します。

症状としては、突然の腹痛とそれに続く下痢や下血、微熱などが認められます。症状は軽度で一過性の事が多く、食事を一時止め、点滴にて腸管の安静を保てば1~2週間で治癒します。

しかし炎症が強く、治癒過程で腸管の内腔が細くなったり腸管が壊死したりする場合は、手術が必要になる事があります。

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