小田原おしりとおなかのクリニック

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大腸カメラで見つかる病気disease

直腸神経内分泌腫瘍(直腸カルチノイド)

神経内分泌腫瘍とは、膵臓や腸管をはじめとして全身にできる、ホルモンを産生する腫瘍のことです。

通常は良性の腫瘍ですが、転移を起こす事があり、がん類似腫瘍(がんもどき)ともいわれています。日本人では直腸にできることが多く30代~60代の幅広い年齢層で発生します。多くは無症状で、健診で異常を指摘されて大腸カメラでたまたま見つかることが多い病気です。

大きさが10mm以下で大腸の表層にとどまっており安全に切除できると判断される場合は、内視鏡的に腫瘍を残さず切除することが望ましいですが、10mmを超えて直腸の壁の中まで広がっている場合は、他の組織に転移している可能性が高いことから手術を行うことになります。手術が不可能な場合は薬物治療を行う事もあります。

大腸カメラで見つかる病気